緊急告知

IDE/ATAPIの マスター / スレーブ について

2010.2.2.


 ATAPIコントローラをご使用頂いているユーザ様から、PCで動くけどコントローラでは動かないとのご連絡を受けた。
 幸い、2-3回のメールのやりとりで動くようになったケースがあったので ご報告します。

 参考にしてください。

 今回の場合の結論
  必ず、ドライブの後ろにある、マスター/スレーブ/ケーブルセレクト の ピンにジャンパー入れて 「マスター」 にしてください。


 理由
  コントローラは、(チップセレクト)CS0/CS1信号を使ってマスタードライブに対してコマンドを発行します。 このとき、ドライブ側のジャンパーが
  マスターに 設定されていない場合、 ドライブは自分は マスターではないので 返事をしないという事態になります。
  つまり コントロールできない状態になります。

ドライブの後部端子



ドライブのマスター/スレーブ/ケーブルセレクトは、CDドライブの場合、大凡 下記の順番ですが、
必ずドライブのどこかに かいてありますので ご確認ください


必ず、マスターの位置にジャンパーピンを入れてください。



さて、上記であまり聞き慣れない名前として 「ケーブルセレクト」 があります。
これは、IDEケーブルにドライブをつなぐ位置で 「自動的に、マスターとスレーブを決めてしまう」 という仕組みを使うという 位置になります。 下図のように、使用するケーブルによってマスターとスレーブの位置が自動的に決まる仕組みが IDEケーブルには仕込まれています。 (これは、ケーブルの28ピンや34ピンに対してコネクタ内部で細工を施しています)

従って、これらケーブルの規約通りに ドライブを使う場合は、ケーブルセレクト位置にジャンパーを入れておけば このIDEケーブルで決められた モードで ちゃんと 動くと言う訳です。 (コントローラの場合、この機能は使えません)

パソコンの内部では 1台目はハードディスク(HDD)に、2台目を CDドライブにするというケースが多いため PCで動いていた CDドライブは、「スレーブ」 か 「ケーブルセレクト」 のジャンパー設定になっていることが 普通です。

ジャンパー位置をご確認ください。







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