ATAPIコントローラのLCD(液晶)端子にLEDをつなぐ
ATAPIコントローラは使い勝手を確保するため、16文字×2行のLCD(液晶)を使うことを
前提に設計されている。 発売開始後、ユーザーの反応やケース組込の検討から、

LCDにも使い勝手の悪い点が見受けられる。 もっと手軽な表示方法が必要と思われる。

そこで LCDと互換のある LED表示モジュールの検討を行った。
ソフト改造で 4-5個のLED駆動が可能となったので LED回路と表示機能(内容)について紹介する。
 まず、LCDとLEDの互換確保であるが、LCDモジュールとLEDモジュール(LED外付け回路の事を便宜上 LEDモジュールと呼ぶ) のどちらが コントローラに接続されたのか、ソフトで自動判別としたい。 それぞれ接続するモジュール毎に専用のコントローラソフトにしたのでは 使う方も開発する側も デメリットが大きいからである。 LCD駆動回路は IDEの制御回路ともマイコンの制御ポートを共用しているのだが LCDの enable(E)だけは、専用線となっているので このラインにつながる LEDモジュールを LCDと論理を逆にしておけば イニシャライズ時(電源on時)確認できる。 ということで、LEDモジュールでは(E)ラインを LOWにプルダウンしておくことで LCDとLEDのモジュール判断は可能である。 D4-D7のポートは IDEの制御と共用なので 可能な時のみLEDを駆動するために(E)で それらのポートにつなげる LEDをon-off制御することになる。 このため、IDE制御中は LEDはoffとなるため 表示にちらつきがでるので 最小限になるよう工夫・確認を要する。

ATAPIコントローラで 実際にLED表示で使ってみると、単純に音楽CDを再生するだけなら PLay/Stop/Pause が表示できれば 十分であるが、コントローラ自体 もっと凝った機能も搭載しており それらの表示が欲しくなる。 

◆ 1番目に追加した機能が ランダムモードなのか 通常モードなのか、 を表示するために ランダムモード中は PlayLEDを点滅するようにした。 

◆ 2番目は、オートスタートとランダムモードは eePROMで 初期値を設定できるのだが 表示がないと 設定不可能である。
  そこで 設定モード表示用のLEDを追加し、eePROM設定モードに入ったら 点灯し StopとPauseのLEDで AutoStart on/off、
  Random on/off を表示するようにした。

◆ 3番目は、曲番表示である。 CDを再生していると 何曲目なのか知りたくなる。
  表示LEDは 上記の内容ですでに4個使っており 新たに追加する余地は、1個だけである。
  一般に音楽CDに入っている楽曲数は 12-15曲までであることが大部分であるので
  4個のLEDを使い 2進数表示とすることにした。最大15曲まで表示可能となる。
  2進数表示は、一般の方には不案内な表示方法ではあるが、パズル的な感覚で数当てゲームとして・・・・・よろしいかと勝手に思っている。 

◆ 残っていた 最後のポート(RS)に切換SWを入れて 状態表示モードと曲数表示モード を切り替えるようにしている。


先にも述べたが IDEと 制御ポートを共用しているため、ラッチ回路がないので、LEDのちらつきは多少発生する。 
また使用するドライブの反応速度等に左右される面があるものの 状態を把握するための表示としては十分使える。


 できた回路図と実験用ブレッドボードが、下記である。


 
                                  



 実験用ブレッドボードの様子
・LEDシリーズ抵抗はアレイタイプを使用
・Stopに赤、その他は黄のLEDを使用 

 ・Play LED の点灯は Duty2:1程度で設定。ダイナミック点灯となるため
  PlayLEDのシリーズ抵抗のみ 1/2としている。
 ・ATAPIの制御時 off時間が長くなるのでちらつきが生ずる
    

  ・ちらつきの間隔は、ドライブや再生トラック等によって変化する。
  ・この場合の例では、300〜400mSで生じている。周期、幅とも
   不定期である

   
 
 手作りで 2種類 基板化 してみました。  
LCDと同じサイズで作った

なんちゃって LeD !!」
コネクタ幅で作った

「 Display of THE LED 」

LCDより2廻りほど小さく・・・
 状態表示モードでの LED(D01〜D04) と表示内容一覧


 曲番表示モードでの LED(D01〜D04) と表示内容

但し 状態表示モードとの区別のため、
D04は消灯時 「短発光」、点灯時 「長発光」 の点滅となる。


 ・電源on時のLED制御シーケンス
  (1)電源on直後のATAPIリセット時、全LED同時点滅(3回)x2回
  (2)CDのチェック時(LCDでは99〜の減算カウント時) LEDの順次点灯の繰り返し
  (3)操作モードに応じて、表示開始

 ・トレイを EJECT した時には、
    動作表示モード時  D02 LED (Stop) が点灯
    曲番表示モード時  全LED消灯
  と なります。

 ・LCDではLCD内部にラッチ回路があり、状態を保持するので 表示が安定していますが、上記LED回路では ラッチ回路がないため
  Play <=> Stop <=> FWD/RWD 等 操作時にLEDが一旦 全消灯するタイミングが出てきます。

本内容を反映したコントローラ ソフトは、V1.04R5 v1.04R6 として リリース予定です。

Type1 Mk2(LED表示機能内蔵バージョン) については こちら




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