DAC Ver.5
 DAI / DAC 詳細(以前のバージョン)は こちら から
DAC基板(PCM1794/1798用)を バージョンアップしました。

主な変更点は、DACの持っている機能を 少しいじれるようにということで

 1. Mono/Stereo 動作切換用 ジャンパーパッド追加
 2. 上記1.に伴い、L/R切換用 ジャンパーパッド追加
 3. PCMモード STD/I2S切換用  ジャンパーパッド追加
 4. Zero及びDEM引き出し用ランド追加
 5. ベタアースランド接続用ジャンパーパッド追加 、
            I/V変換後のATTショートパッド追加

    他、バグ修正
 等、です。 


ヤフオクへの出品は、従来と同じ設定(ステレオ動作、RightJustified入力)にて出品します。


 参考まで、追加PADの図を下記に載せます。 半田面にPADがあります。

         
     ST/MonoのPAD シルクが逆でした。 MoがStereo時、StがMono時です






動作概要について

■Mono/Stereo動作について
DACチップの PCM1794/1798は、通常は 1チップで Lch/Rchの処理をしますが 設定によりモノラル動作を選択できます。 モノラル時は従来のLch/Rchの出力からはモノラル信号の正相/逆相という差動出力が得られます。 これによりS/Nレシオやダイナミックレンジが3dBアップ(改善)しますので、 高スペックを狙ったDACでは Lch/Rch それぞれにICを使用して( 2個使う)設計する場合があります。 


モノラル動作時の概念図を示しまします。 従来、Lch/RchのIV変換回路には Lch(又はRch)の正相/逆相が それぞれに入るイメージになります。 今回の基板では、出力部にATT抵抗をいれていませんので(パターンをジャンパーパッドで半田ショート) PCM1794の場合、出力電圧は、(各OUT端子-グランド間) 4.5VRMS相当の電圧になります。 Gain 1のバランス入力レシーバを使うと 9.0VRMSの出力が得られることになります。

           



Sysytem72シリーズのDAC基板の場合、DCA基板を 2枚使用することになります。 DAI基板からは、PCM信号が2系統出せるよう コネクタパターンは用意されていますので接続は容易です。 

DAI基板とDAC基板 2枚 + 差動ラインバッファ基板を接続すると こんなイメージになります。  

               

それぞれの基板の +5V や ±15V の コネクタは 2個ずつありますので、コネクタケーブルで ディジーチェーン的に接続していくことが可能です。  あとは +5V と±15Vの電源と、信号系を接続すれば動作準備完了となります。

なお、モノラル動作の場合 バランス出力されますので バランス入力端子のある アンプに接続する必要があります。 
バランスレシーバー基板を、 System72シリーズ の ラインナップに用意していますので こちら を ご参照下さい。 
今回用意しているバランスレシーバは、Gain1/2のものを用意していますので、出力電圧は,PCM1794の場合で約4.5V、PCM1798の場合で約2.3Vになります。



■その他の設定項目について

 ・入力するPCMファーマットは STD(Right Justified) か I2S を選択可能。 標準出荷位置は STDです
 ・Ver.4基板では、PCM1794の場合 出力にATTを入れて 2Vにしていましたが、
    今回の基板では ATT抵抗無し(4.5V出力) としますので ショートパッドがあります。




 









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