Line Amp
差動入力(平衡入力)にも対応 ! !

DACの出力に 長めのシールドケーブルを使用していると 音が平板になったり、粒立ちがはっきりしなかったりして 思った通りの音にならない事があります。 線間容量や材質にこだわった シールドケーブルを使用して、逆に音作りが出来たりするのですが なかなか思った通りにはいきません。 そんなとき、シールド線の影響を極力受けなくなる ラインアンプが欲しくなります。 ヘッドフォンアンプ用に作った LME49600基板を ラインアンプとして 使ってみると結構 塩梅良いので、流用しているのですが、ラインアンプとして設計したわけでは無いので 使い勝手が今ひとつ良くありません。 ということで、LME49600を使った Line AMP専用の基板を設計することにしました。 




使用するDACのタイプによっては、平衡ー不平衡変換も必要になりますので LME49600のポストアンプに、OPA604 (1chタイプオペアンプ)と、INA137(変換IC)を使い分け出来る用に基板設計しました。 特徴として:

 (1) 不平衡型入力、平衡入力(差動入力)に対応可能
 (2) Gain は、0dBが基本ですが、不平衡タイプの場合は、+Gainに調整可能
 (3) 出力ラインには、ノンポーラのコンデンサが設置可能
 (4) 出力端子(RCA端子)を 基板上に設置可能
 (5) 基板サイズは、systemu72準拠 (47o x 72o)



平衡入力タイプ(左側)と、不平衡入力タイプ(右側)
に 基板を組み上げた例です。  入力用コネクタ等が異なります。


平衡入力タイプ


不平衡入力タイプ



平衡入力(差動)タイプを PCM1792W+IV基板に接続した例です。
シールド線 2mぐらいを使用して(普通〜の汎用シールド線)
試聴してみました。 音の粒立ちが良くなるので 立体感・空気間
が感じられるような ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 改善効果が期待できます。



回路図例です





RCA端子付きに加工し、プラグを付けてみた例です
















RCAジャック取付加工例

基板メーカが使用する最大ドリル径は、6Φまでと制約がありますので、
ACRジャック取付用の孔径は、6Φで仕上がってます。 
使用するRCAジャックによっては、孔径が小さいので加工が必要です。



ステッピングドリルを使うと、1o刻みで孔径の拡大が簡単に
できますので、使用するジャックに合わせて加工します。
7Φの径のジャックは、ステッピング1段分の加工です




加工風景
加工時には、段ボール箱で作った加工用BOXを使用しています。
底に発泡スチロールを敷き詰めていますのでドリル加工で貫通
しても机などまでは余裕があります。 また、切削くずも飛び散りません。

ステッピングドリルを手持ちで使う場合は、高速回転する
ドリル用は危険ですので、低速回転の電動ドライバタイプを
使用した方が無難です。 写真のものはホームセンターで\1500位



孔径を8Φまで拡大して、RCAジャックを付けた
基板の半田面の例です。








足を付けて、プラグを挿入した様子



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