Burr-Brown.
PCM1795 / 32bit DAC

PCM1795W(モノラル) は こちら




B.B. Advanced Segment DAC PCM179xシリーズの中で、唯一32bit対応モデルが、PCM1795 です。PCM1795のパッケージは、実は PCM1792/1796 と互換性がありますので基板は共用でOKです。 ソフト制御タイプですが、制御内容もPCM1792系とコンパチなので制御基板もそのまま使えます。





さて、 「その音質たるや如何に」 と 興味あるところです。

◆ 試聴した音楽データが CDDA (44.1KHz/16bit) の場合、
  PCM1796 との音質的な差は無いような気がします。  が、

★ 96KHz/24bit  データ ファイルを再生した場合、余韻的/pp (pianissimo) 於いて
     優位差があるように感じられます。
  クラッシック系の音楽や弦の余韻などを楽しむ場合、メリットが感じられることでしょう。

これは、DACの内部演算時に何bitで 計算しているかによると思われます。 つまり、CDDA/16bitの場合は、24bitのDACでも 8bitマージンがあるので 32bitのDACと比較しても 遜色ないように感じられるのですが、96KHz/24bit等の 所謂ハイレゾ音源 を再生した場案は、24bitDACではデータ幅一杯なので、演算誤差が生じてしまいますが、32bitDACでは、8bitマージンがあり ビット落ち無く演算ができるためと思われます。

IV変換に使用するオペアンは、クラッシク音楽に相性の良い LME49990との組合せが Betterのように感じました。  ということで、PCM1795/DAC基板では、LME49990付きの仕様がお勧め。






PCM179xシリーズでは、内部にDSPを取り込んでおり、δ-Σ変調やデジタルフィルター処理等、高度な演算が行われ、データ長に対して バス幅に余裕が無い場合には、演算誤差が発生し 音質に影響を与えることは予想に難くない。  (いわゆる、ビット落ち)


32bit DAC / PCM1795 基板

IV変換用オペアンプは、OPA2604 の組合せでまずは聴いてみました。


IV用のオペアンプとして相性が良いのはLME49990 のようですが弾が切れました



LM6361は ビデオにも用いられる超高速アンプですが なかなかです。


・ M6361は、スルーレート 300V/uS,  GB=50MHz の超高速オペアンプ
・ 1ch入り。 Unity Gain Stable。
・ ドンシャリ的な音質かと思いきや、結構繊細な音を聴かせます。
・ 高域が伸びたアンプは 爽やかな音質傾向になります。

LM6361も販売中止で在庫のみです



WM8804/DAI + PCM1795/DAC_LM6361/IV の組み合わせ例



参考回路図:                     .
PCM1792/1795/1796 等 回路例です。



参考:
 PCM1795は、動作条件を ソフト的に制御する ソフトモードタイプ の DAC ICです。
 動作条件を設定するには、外部から ソフト制御するための 制御基板が必要です。
 制御基板無しで 使うことも出来ますが、その場合は 初期値で使う必要があります。
 PCM1795の初期値については、PCM1795の Data Sheetを ご確認下さい。

 電源off時のノイズが気になる場合は、Muting基板の併用をお勧め致します。









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