電源とミューティングの連携                              .
電源基板 type-STD2 と ミューティング基板セット

既に発売中のミューティング基板には、電源off時のノイズを軽減するために電源SW切断時に 80mSでミューティングをON(信号ラインを切断)する機能を盛り込んでいますが、電源のAC側からの給電が必要のため実用とするには面倒くさい、というお声をお聞きしています。

そこで、電源基板のType-STDを改版する機会にAC側の信号を取り出しミューティング回路に供給する機能を盛り込みました。 これにより、ミューティング基板との連携が非常に簡単に実現出来ます。 この連携基板セットについて 以下説明いたします。


このセットは、Yahoo Auctionにて 発売中です  こちら から .





              電源トランス + Type-STD2基板 + ミューティング基板の接続例
              


まず、電源基板ですが これまでのtype-STD基板をベースにAC制御部(整流用ダイオードとフォトカプラ)を追加し、ミューティング基板にACパルスの信号を渡せるようにしました。 AC側(電源基板)のグランドから隔離するためにフォトカプラを使用していますので、グランドループは発生しません。


                       参考: type-STD2の回路図
                        赤線部が追加された部分です
   
    ・C901/902の平滑用コンデンサは、ニチコン FWシリーズ(オーディオグレード)35V6800uF
    ・整流ダイオード4本(D901〜D904)は、90V1Aショットキーダイオードの (Rohm/RB160A90)
      または (Vishay/SB1H100) を 使用しています



                 ミューティング基板との接続。  電源基板側の接続図
           ミューティング基板からのハーネスは、CN931の 1(hot)と 3(cold) に接続します。
     




参考資料:整流後の電圧値
  ・5V出力端子の負荷特性例です。 使用トランス:TE70063/12.5VAx2  (AC15V0.83A)





次に、ミューティング基板ですがこちらの基板は既に対応済みですのでそのまま流用します。制御信号を電源基板から持ってくるためのケーブル(RE-2ピン と RE-1ピンx2)は同梱します。


                       販売キットの内容です
          
               ・電源基板 1枚
               ・ミューティング基板 1枚
               ・5V電源接続用ハーネス(EH-2) 1本
               ・ミューティング制御信号用ハーネス(RE2,RE-1x2) 1本




ACが切断されて(電源SWがoffして)から、50Hz電源地域では約80mS(50Hz/4サイクル分)でミューティングをON(信号ラインを切断)します。これは、家庭用電源等は冷蔵庫やエアコンなどの突入時や雷などで瞬断状態が発生することがあるため、わざと4サイクル分遅延させています。 遅延を全くなくすると誤動作する確率が高くなり、音楽を楽しむどこころでは無くなります。


                   ACの波形と、ミューティング駆動側の波形例
                  



                   参考: ミュティング基板の回路図
   





                             電源基板との接続。  ミューティング基板側の接続図
        電源基板からのハーネスは、CN602の 1(GND)と 3(port D2) に接続します。
             





 ◆ ミューティング基板の詳細については、こちら を参照下さい。





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Nov,2012 update